ウドゥーの前:ウドゥーを行う意図は心の中で次のように唱えるべきである:
次に以下のように唱えます。
بِسْمِ اللَّهِ الرَّحْمَٰنِ الرَّحِيمِ
「ビスミッラーヒッラフマーニッラヒーム」
(慈愛あまねく、慈悲深いアッラーの御名において)
両手を3回洗います。
手首から、指の間や爪を丁寧に洗います。
水で3回うがいをします。
口に水を含み、口内を動かしてその水を出してください。
右手を使い、鼻で水を吸い込み、左手を使いその水を外に出します。
この行為を3回繰り返してください。
額の一番上の髪の生え際からあご、
左の耳たぶから右の耳たぶまで、顔全体を3回洗います。
両腕を3回洗います。
右腕、左腕の順番で、各指の先から、ひじまで洗います。
両手を濡らし、頭を撫でます。
前髪から後ろの生え際まで撫でたら、後ろから前へ撫で戻します。
頭のお清めは他の部位と異なり、3回繰り返すことが推奨されていません。
人差し指で両耳の内側を、親指で耳の後ろを同時にぬぐいます。
両足をくるぶしまで3回洗います。
右足から左足の順に、足首、足の指の間やくるぶしを洗います。
ウドゥーの後、次のように唱えます。
Ashhadu an la ilaha ill-allah wahdahu la sharika lah, wa ashhadu anna Muhammadan ‘abduhu wa rasuluhu.
私は証言する。アッラー以外に崇拝に値する神は存在しない。また私は証言する。ムハンマドはアッラーのしもべであり使徒である。)
أشهدُ أنْ لا إلهَ إلاَّ اللهُ وأشهدُ أنَّ محمّداً رسولُ الله
そして;
allahumm aj’alni min al-tawwabina waj’alni min al-mutatahhirina
アッラーよ、私をあなたに悔い改めて立ち返る者の中に入れてください、そして私を清める者の中に入れてください
للَّهُمَّ اجْعَلْنِي مِنَ التَّوَّابِينَ وَاجْعَلْنِي مِنَ الْمُتَطَهِّرِينَ
〜預言者ムハンマド(彼の上に平安あれ)はこう言いました〜
「ウドゥを正しく行う者は、(前述の祈りを)唱える。
そうすれば、天国の八つの門が開かれ、
彼が望むどの門からでも入ることができるようになる。」
ウドゥのヒント – 忘却についてもし人が、自分のウドゥが無効になったかどうかを忘れてしまった場合、そのウドゥは無効にはなりません。その人が礼拝中であるか否かを問わず、ウドゥが無効になったと確信するまでは無効とはならないのです。
ウドゥのヒント②
月経 月経中または産後の女性は、
血が見えている限り、礼拝できません。
また、祈りを忘れた場合でも、補う必要はありません。
以下の行為はウドゥを無効にします。
つまり、祈りを捧げるためには、再度ウドゥを行わなければなりません。
これらは男女ともに当てはまります。
1. おならが出る。
2. 尿や便を排泄する
3. 口いっぱいに嘔吐する
4. 体のあらゆる部分から血液や膿が流れる。
5. 深い眠り。意識を失う。
6. 意識不明または酩酊状態
7. 障壁なしに手や指で陰部を触る。
8. 親密な関係*
*夫/妻と親密な関係を持った後は、入浴/シャワーを浴びることが必須です。